TPUビニールチューブをお使いの方へ
破損を防ぐため、必ずホースをご使用ください
近年の軽量化志向により、TPU(熱可塑性ポリウレタン)製のチューブが増えています。この素材は非常に熱に弱いため、電動空気入れを使う際は必ず付属のホースをご使用ください。
そもそも「TPUチューブ」とは?
TPUチューブは、従来のゴム製チューブに代わる新しい素材として注目されており、特に軽量を重視するロードバイクやミニベロユーザーの間で普及が進んでいます。
✅ TPUチューブの代表的なブランド例:
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Tubolito(チューボリート)
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REVOLOOP(レボループ)
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Schwalbe Aerothan(シュワルベ エアロザン)
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その他、AmazonやAliExpress等で販売されているノーブランド品も存在
TPUチューブと他のチューブとの違い
項目 | TPUチューブ | ゴム(ブチル)チューブ |
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見た目 | 半透明〜透明、ツルツルした質感 | 黒くマットなゴム質感 |
重さ | 極めて軽量(30g前後) | やや重い(100g以上) |
バルブ部材質 | 多くがプラスチック製 | 金属製(仏式・米式) |
耐熱性 | 非常に弱い(熱で変形・溶解の恐れ) | 高め |
弾力性 | 高いが耐久性はやや低め | 高い(耐パンク性あり) |
価格帯 | 高価(2,000円〜4,000円) | 一般的(500円〜1,500円) |
なぜホースが必要なのか?
電動空気入れの排気口からは、空気圧とともに高温の空気が排出されます。この高温が、TPU製のチューブやプラスチック製のバルブに直接伝わると、わずか数十秒でチューブが溶ける、バルブが変形するといったトラブルが起こる可能性があります。
ホースを使うことで守れるもの
付属のホースを使用すれば:
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排気口からの高温を回避できる
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熱を空気入れ本体から離した状態で逃がせる
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チューブの接続部を保護し、バルブの変形や破損を防止
ご自身のチューブがTPUか分からない場合は…
以下の特徴に当てはまる場合、TPUチューブの可能性があります:
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チューブが半透明〜透明で、ツルツルした質感
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軽量で、くるくる丸めやすい
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空気を差し込む部分がプラスチック製
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パッケージに「TPU」や「Ultralight」「Superlight」と記載
まとめ:TPUチューブは熱に弱い!ホースでしっかり守りましょう
TPUチューブをご使用の方は、必ずホースを経由して空気を充填してください。
熱による損傷は保証対象外となる場合もございます。
長く安全にお使いいただくためにも、正しい使い方をご確認の上、ぜひご活用ください。