目次
- パンク原因の7割は空気圧!?
- タイヤのバルブ3種類を知ろう!
- 空気入れの頻度は?
- 空気圧の単位は4種類
- 最適な空気圧を確認する方法
1、自転車のタイヤがパンクする原因の7割が空気圧
タイヤのパンクは、釘やガラスなどを踏むことが原因だと思われがちですが、実はパンクの約7割は「タイヤの空気圧の低下」が原因だと言われています。
それはなぜか?
● 段差などを走行するときにタイヤが乗り物の重さを十分に支えきれず、タイヤとホイールのあいだにチューブが挟まってパンクする(リム打ちパンク)
●チューブがタイヤ内で折れてしまい、折り目に穴が開く
●チューブがタイヤ内でずれたり重なったりすることで、チューブ同士の摩擦が起きてパンクする
また、
自動車の高速道路における故障部位の発生率は、タイヤが55.2%で1位となっており、日頃の空気圧チェックが重要となっています。
乗り物のタイヤは走行時の激しい摩擦や衝撃などを常に受け続けています。日頃からタイヤの整備と空気圧の調整には十分気を使って、安全な走行を心がけていきたいですね。
2,バルブの種類を知ろう!これであなたもバルブマスター!
バルブとは、タイヤに付いている突起状の空気の入れ口です。乗り物に付いているバルブの形状には大きく分けて、「英式、仏式、米式の3種類」があります。それぞれのバルブの特徴について解説します。
乗り物には3種類の空気バルブがある!
3、空気を入れる頻度は?
乗り物の空気圧を日頃からチェックするのは大事だとわかったけど、どのくらいの頻度で空気圧をチェックすればいいのか解説します。
意外に多いチェック頻度に驚きますよね。2-3日前に膨らませた風船が徐々に萎んでいくのをイメージするとわかりやすいかもしれません。このようにタイヤの空気は抜けやすいものなのです・・。
4、空気圧の単位は4種類!
基本的なポイントとして、空気圧を表す4つの単位があります。なんで4種類も単位があるの?と混乱してしまいますよね。
でも大丈夫!ほとんどのタイヤにはpsiかbarの2つが表記されています。ですからこの2つを押さえておけば間違いないでしょう。
psi=プサイ
意味は1平方インチあたりに何ポンドの圧力がかかるかを表わします。主にロードバイクをはじめ高圧を保つタイヤに使用される単位です。
bar=バール
barはMTBなどの太いタイヤを中心に利用される単位です。自動車の空気圧もbar表記が多いですね。
kpa=キロパスカル
台風でよく言われるヘクトパスカルのパスカルです。自転車の場合、psiとbarがよく使われるため知らない人も多いようです。
kgf / ㎠=重量キログラム毎平方センチメートル
kgf / ㎠は日本でよく使用される単位で主にママチャリ等のシティサイクルのタイヤに表記されています。
5、推奨空気圧の確認方法
タイヤの空気入れで重要なことは、タイヤにとって適正な空気圧になるように空気を入れることです。空気は入れすぎても少なすぎてもタイヤにとっては良くないのです。適正な空気圧とは、「タイヤの性能が最も発揮され、かつ最もパンクしにくい空気圧」のことです。スマート空気入れでは、空気圧目安表がついておりますが、あくまでも目安になっており扁平タイヤや特殊なタイヤを使用されているお客様には、下記の方法で確認していただくことを推奨しております。
タイヤサイドの推奨空気圧を確認する
見るべきところはタイヤサイド!適正空気圧(または指定空気圧)は、タイヤの側面に必ず表示されています。タイヤを見ればすぐに確認できますが、、、ちょっと見にくいんですよね・・・。
車のタイヤでは、ここですココ!かなり小さく書いています!
タイヤの側面には、「min.85psiーmax.115psi」という”範囲が表示”されている場合と「115psi」という”上限が表示”されている場合があります。
なぜ範囲があるかというと、乗る人の体重はそれぞれ異なるので軽めの人は空気圧を少なめに、逆に重めの人は高めにといったように調整をするためです。MAXの表記しかない場合は近い数字まで空気を入れることをおすすめしています。
また、自動車やバイクに関しては画像のように車体にも記載されています。
最適な空気圧はカーメーカーがクルマごとに決めており、その数値は、運転席ドア開口部など目立つところに記載されています。
バイクのフレームやチェーンガード、スイングアーム付近に貼られたラベルに記載されています。